木材の受注制限が始まっています。
かねてから輸入材が全面的に値上がりしていました。
そして、恐れていたことが始まりました。
プレカット工場から受注を制限するとの通知が来ました。
何故か?
針葉材の原産地であるカナダが日本向けの輸出の制限を始めています。
そもそも、日本は針葉樹の材料を選別して購入していました。
中国や北米はその点無頓着で購入をしていました。
日本向け出荷は歩留まりが悪いという印象はかねてから産地にありました。
そこへ、コロナ禍で給付金が消費者に給付され、木材の消費が活発になった北米の需要が急増しました。
更に、コロナ禍をワクチン接種で乗り切りつつある中国の激しい需要の増加も相まって、針葉材のストックが急減。
面倒くさい日本向けが狙い撃ちされ、価格高騰、次に出荷制限となったようです。
実は昨日も建売住宅の中堅どころから「お宅はどう?」との電話が入り、プレカットメーカーに確かめたところ、受注分の材料は確保しているがこの先は読めないとの返事に驚きました。
材料の手配ができずに、建売やさんの現場が止まっているようです。
当面、弊社では早め、早めにプレカット工場に発注していき、材料の確保に努めたいと思っています。
ご理解とご協力をお願いします。